足の痛み |

足関節捻挫 |

また、足関節捻挫の再発率は50〜70%と高く、捻挫を繰り返すことで慢性足関節不安定症に進行する場合もあります。 専門的な治療を行い、早期スポーツ復帰に向けた取り組みが必要です。
足底筋膜炎 |

足底腱膜炎とは、足底腱膜と呼ばれる足の裏に存在する腱膜が炎症を起こした状態のことです。足底腱膜は、アーチ状になっている足の土踏まずを支える重要な役割があり、足への衝撃を和らげるクッションの働きも担っています。
このような方は注意が必要です。・強い衝撃が加わるスポーツなどをしている方・靴を替えた、合っていない方・足のアーチの崩れている方・ふくらはぎやアキレス腱など筋肉が硬い方・地面が硬い場所での運動や仕事をされる方
アキレス腱炎 |
アキレス腱は踵の骨とふくらはぎの筋肉をつなぐ腱で、アキレス腱炎はランニングなどのようにふくらはぎを上げたり下げたりする動作を繰り返すと、負担がかかり炎症を引き起こすと考えられています。ランナーによくみられる病気ですが、テニスやバスケットボールなどのスポーツをする方が発症するケースもあります。
なお、アキレス腱炎は年齢を重ねるごとに発症しやすくなることが知られており、肥満、扁平足などがあるとより発症しやすいと考えられています。
シンスプリント |
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は、すねの内側に痛みが起こる障害で、中高生などの成長期に多く発症する傾向があります。陸上の中・長距離走やサッカーやバスケットボールなど、走る量の多い競技の選手に多く見られます。
ランニングの量(や質)が急激に増加することで、足関節を踏み込む筋肉や筋膜の繰り返す収縮で、脛骨(すねの骨)の骨膜に炎症が起きるものと考えられています。
踵骨骨端症(セーバー病) |

踵骨骨端症(セーバー病)は、10歳前後の男児に多くみられ、かかとの軽い腫れや圧痛、歩行時痛がその症状です。過激な運動の後に症状が出ることが多く、踵の痛みのため、つま先歩きになることもあります。
発育期の子どもの弱い踵骨骨端部(かかとの骨の端でアキレス腱が付着しているところ)に運動などで負荷がかかり、そこにアキレス腱の引っぱる力が持続的に加わることで、踵骨に血流障害が起こり発症するのが特徴です。