捻挫・打撲・肉離れ |
足関節捻挫 |
靭帯は程度にもよりますが放っておいても靭帯は自然と修復します。しかし、適切な処置をしなければ骨の位置がズレた状態で靭帯が伸びたまま修復されてしまい捻挫を再発しやすくなってしまいます。それを予防する為にも適切な位置で固定をし靭帯が元の状態で修復される事が重要になります。
打撲 |
肉離れ |
例えばダッシュするときにハムストリングス(太ももの裏の筋肉)はギュッと収縮しますが、ここから走り出して膝を伸ばす動きに切り替わると、収縮している筋肉は無理やり引き伸ばされる状態になります。この張力の差が肉離れを引き起こします。
肉離れが起きやすい部位として、ハムストリングスや大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)、下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)に起こることが多いです。サッカーやハードルでは内転筋(太ももの内側の筋肉)にもよくみられます。また希ではありますが上肢(腕)や腹筋、胸筋にも起こることがあります。
RICE処置(対処法) |
Rest:患部を動かさないように添え木や固定をして安静にする事です。無理に動かしてしまうと悪化してしまう可能性があります。
Icing:氷などを患部に当てて冷やすことにより毛細血管が収縮し、腫れや内出血を抑えてくれます。長時間当てていると凍傷の可能性もある為15〜20分を目安に患部を冷やしましょう。
Compression:圧迫という意味で、包帯などで圧迫することにより出血を最小限に止めることが目的です。注意点は包帯をキツくしめてしまうと血が行き渡らなくなり循環障害が起こることです。圧迫をしている場所よりも先にしびれが出たり色に変化がある場合はすぐにやめましょう。
Elevation:患部を心臓よりも高い位置にすることで心臓に血が戻りやすくなり腫れにくくなります。睡眠時には下にクッションなどを入れて高い位置をキープすることで腫れが早く収まりやすくなります。
RICE処置を適切に行うと痛みが軽減され治りも早くなるためとても重要な対処法です。